橿原市の観光オススメスポット8か所をご紹介!(史跡めぐり編)

アイキャッチ画像(橿原神宮の鳥居) おススメスポット情報

橿原市は人口約13万人の奈良県第二の規模を誇る街で、わが国初代天皇の神武天皇陵などの歴史遺産をはじめとする観光資源にあふれた地域です。

今回は、そんな「古の都・橿原市」ならではの史跡めぐりをするのにオススメのスポットを紹介します。

①橿原神宮(橿原神宮宝物館)

橿原市に観光に来られたら、ぜひ訪れていただきたいスポットが「橿原神宮」です。

橿原神宮は橿原市の中心部に位置するとても大きな神社で、年間75万人もの参拝客が訪れる日本屈指の神社です。

橿原神宮のある橿原市は、初代天皇の「神武天皇」が即位した「日本のはじまりの地」とされています。

そして、神宮の中では初代天皇の「神武天皇」と皇后である「五十鈴媛命(いすずひめのみこと)が祭られています。

大和三山のひとつである畝傍山(うねびやま)を背景に、広大でありながらも静かな雰囲気は、日本発祥の地とされるにふさわしい神々しさを感じることができます。

橿原神宮の敷地内にある「神武天皇陵」とあわせて、時間をかけてゆっくりと参拝されることをおすすめします。

 

場所は、近鉄橿原神宮前駅から徒歩約5分。

可能であれば、早朝の参拝がオススメ。

なぜなら、早朝は拝者が少なく、本殿をはじめ整備・清掃された直後の砂利道などをゆっくりと歩くことができるからです。

神社独特の静けさも加わって、橿原神宮が放つ神々しい空気感をより一層味わえることでしょう。

 

②神武天皇陵

橿原神宮と同じくらいにオススメしたいのが「神武天皇陵」。

神武天皇陵は、先にご紹介した橿原神宮の敷地内(北側)にある、初代天皇「神武天皇」のお墓です。

平成天皇が生前譲位をされるにあたって、この神武天皇陵へ「報告」のために参拝されたくらいの由緒正しい御陵です。

橿原神宮は知っているし参拝もしたことがある…という人が多いですが、地元民であっても神武天皇陵に参拝できることを知らない人は少なくありません。

 

橿原神宮の杜を取り囲む道路を北に進んでみてください。

すると、左手に神武天皇陵への入り口を示す石碑が立っていることに気づきます。

そこからおおよそ5分ほど。

小鳥のさえずりと砂利を踏む音だけが響く…そんな静かな森がひたすら続く先に、カメラのフレームには入りきらないほどの広くて大きな祠が現れます。

その祠の大きさと、祠以外に何もない独特の空間から神聖な空気を感じることができます。

橿原神宮を参拝された際は、ぜひこの神武天皇陵にも参拝してみましょう。

他では味わえない神々しさと日本発祥の地とされるパワーを感じることができることでしょう。

 

③今井町

今井町」は、橿原市の大和八木駅の南西部にある町で、江戸時代からの町家が数多く残る街並みが魅力の地域です。

国から重要伝統的建造物群保存地区として指定されいます。

かつて「大和の金は今井に七分」といわれた程、商業都市として繁栄した町です。

現在も五百軒を超える、江戸時代で時間の止まった町家が軒を連ねています。

 

近年、観光スポットとして注目を集めており、江戸時代の雰囲気を味わおうと散策に訪れる観光客が増えています。

それに合わせて、町家の姿をそのままにしたお洒落なカフェを始めとする飲食店が町内に点在するようになりました。

それに合わせて、若いカップルのデートスポットとしても注目度が上がってきています。

江戸時代の姿をそのままに残す町家巡りで江戸時代にタイムスリップしながらオシャレなカフェでほっとひといき…そんな贅沢な時間を味わってみませんか?

 

④八木町

第二の今井町として、注目されつつあるのが「八木町」です。

大和八木駅の東側に位置する八木町は、伊勢に通じる「伊勢街道」や「初瀬街道」、南北に延び南は吉野・紀伊、北へは京都の山城をつないだ「中街道」の交差点であった「八木札の辻」にあたる場所です。

特に江戸時代は、伊勢参りなどへの参詣巡礼の人々で賑いのスポットになりました。

 

そんな八木町には、文化的に貴重とされる建物や町家が残っています。

町中を散策すると、ところどころに江戸時代の雰囲気の残るスポットに出会えます。

町家についてはまだ公開されていない住宅が多いものの、旅籠として建てられた「八木札の辻交流館」など一般公開されている建物もあります。

 

⑤橿原考古学研究所付属博物館

あなたが歴史好きで、特に考古学に興味があるならぜひオススメしたいのが「橿原考古学研究所付属博物館」。

古墳などの遺跡が数多くある奈良県内ですが、それらの遺跡から発掘された考古学資料が展示されている博物館です。

 

博物館の中には常設展に加えて、春秋2回の特別展があります。

展示品の解説をしてくれるボランティアの数も充実していて、展示品に関する理解を深めながら観覧することができます。

入館料は有料ですが、無料で利用できるコーナー(映像ライブラリー、情報コーナー、休憩室など)だけでも充分に楽しむことができます。

時間のない方でも休憩がてらに立ち寄ってみてはいかがでしょうか。

場所は近鉄畝傍御陵前駅西出口から徒歩5分ほどです。

 

⑥お房観音

お房観音」は、JR畝傍駅から徒歩10分ほど、近鉄大和八木駅や八木西口駅からも徒歩20~25分ほどの所にある、高野山真言宗の別格本山として地域に密着している歴史の深いお寺です。

昔、地元の娘であった「おふさ」さんが観音様を祀ったことが始まりだとも言われています。

このおふさ観音は、桜井市の阿倍文殊院とともに、奈良県下で御朱印を受けることができる巡礼地のひとつでもあります。

春と秋には「バラまつり」、夏には「風鈴まつり」が開催されます。お寺の中がバラや風鈴でいっぱいになるイベントで、女性やご年配の方々を中心に人気を集めています。

特に「風鈴まつり」は夏風に吹かれた2000個を超える風鈴が一斉に鈴音を響かせてくれ、暑さを忘れさせてくれるオススメのイベントです。

また、イベント開催中は茶房「おふさ」でかき氷やカレーなどの軽食を食べることもできます。

特にかき氷は、日本家屋独特の涼しさとのコラボレーションで夏の暑さを忘れさせてくれるオススメの逸品です。

 

⑦新沢千塚古墳群

奈良県は、古都の名残りを感じられるお寺や神社、そしてたくさんの古墳があるのですが、その中でも特定地域に600基もの古墳が集まる不思議な群衆墳が「新沢千塚古墳群」です。

1976年に国の史跡に指定されてから整備が行われた古墳群の中を散策することができます。

また、公園の中にある「橿原市博物館」では、この古墳群で出土したものの展示や解説がされています。

見た目が広い緑地公園で、古墳群の中に遊歩道が整備されているので、散策で歩く途中小さな上り下りの坂道がたくさんあります。

普段は人も少なく静かな雰囲気。

もし賑やかさを求められるのであれば、4月に開催される「千塚まつり」の日に行かれるがオススメです。

千塚まつり」ではたくさんの出店やイベントが開催され、多くの人でにぎわいます。また、満開に咲き乱れる桜と春の陽気とともに古都・奈良の歴史を感じることができるに違いありません。

最近は公園内にカフェもできているので、家族連れなど大切な人と過ごす場所としても注目です。

場所は近鉄橿原神宮前から奈良交通バス「近鉄御所駅行き」で「川西」で下車、徒歩2分です。

 

 

⑧大和三山&藤原宮跡

かつての日本の首都であった藤原京の跡である「藤原宮跡」とそれを囲むように点在する畝傍山・耳成山・香久山と呼ばれる三つの山「大和三山」も古の都、橿原の魅力を演出してくれる歴史遺産です。

ハイキングやレンタルサイクルを利用したサイクリングのコースとして、これらの地をはじめとする歴史の拠点をめぐる人が後を絶ちません。

特に大和三山の畝傍山や耳成山は30分ほどで登頂できるので、気軽に神聖な空気を楽しみながら山登りができます。

ハイキングやサイクリングをされる場合は、気候の穏やかな春や秋がオススメです。

サイクリングをされる場合、近鉄大和八木駅南側 橿原市観光交流センター内にある「かしはらナビサイクル」がオススメです。

 

まとめ

今回は、古の都・橿原を満喫してもらえるよう、歴史遺産スポットを中心にご紹介しました。

どのスポットもゆったりとした時間の流れと歴史を感じることができます。

現代につながる歴史の深さを味わいながら、日常とは違った雰囲気を愉しんでもらえたら、と思います。

今回ご紹介したスポットは橿原市内にありますが、それぞれ離れた場所に点在しています。

特急も停車するターミナル駅である近鉄大和八木駅や橿原神宮前駅を起点にして、時間に余裕をもちながら、レンタサイクルや公共交通機関などを利用して観光されることをオススメします。

 

コメント

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